ベーカリー業界に広がる「サブスクパン」モデルの最前線
定期便・サブスクリプションをパン屋の収益モデルに組み込む動きが、全国のベーカリーで広がっています。
「サブスクパン」とは
月額料金を払うと毎週(または毎月)パンが届く、または来店時にお得に購入できる会員制度のこと。大きく2つのモデルがあります。
店頭来店型サブスク
月額3,000〜5,000円を払うと、毎週または毎日、決まった内容のパンセットを受け取れる。地域の常連客向け。
メリット:キャッシュフローが安定・廃棄ロスが減る(製造数が読める)
通販定期便型サブスク
冷凍パンを毎月定期便で送るモデル。EC展開をしているベーカリーが多く採用。
メリット:全国に顧客を持てる・LTVが高い
導入事例:東京・豊島区のパン屋
「毎週土曜日の朝パンセット(5種・2,800円)」を月額サブスクで展開。現在会員数120名、月次売上33.6万円の安定収益を確立。
「作る量が決まるから、材料の無駄がなくなった。廃棄ロスがゼロになった週もある」(オーナー談)
サブスク導入の注意点
- 解約率(チャーンレート)の管理が重要
- 製造負荷の均等化が課題になりやすい
- 最初は10〜20人の小さな規模から始めることを推奨